板橋区周辺で介護サービスをお探しの皆様、”福ぶくろ 介護のたくみ”にぜひご相談下さい。介護にまつわる様々な不安を取り除きながら健やかな暮らしのお手伝いをいたします。
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しょうがい当事者から学ぶ、本当に必要な支援。

2019年12月23日 月曜日

 令和元年も、残すところあとわずか。地球にはあまり良くないことなんだろうと思いますが、今年は比較的暖かい冬で、過ごしやすい年末になりそうです。

 福ぶくろでは、先日今年最後の研修会を行いました。今回のテーマは、「しょうがい当事者に学ぶ、本当に必要な支援。」。講師は、石田智哉さん。立教大学現代心理学部映像身体学科の4年生で、福ぶくろの利用者さんでもあります。福ぶくろの研修で、是非当事者の方の声を聞かせて欲しいとお願いしたところ、卒業制作で忙しい中、快諾していただき実現しました。

 石田さんは、先ず自身の自己紹介や大学生活についてをスライドと映像で紹介。ご自身の体のこと、日常生活や大学生活で、どういう介助を要し、どういう人たちに支援してもらっているかなど、紹介してくれました。石田さんは、介助経験のない人に対して、自分自身の介助方法を細かく写真、図を用いて説明している、「介助の仕方」という冊子を作り、渡しています。

 聞いたところによると、石田さんは高校時代から冊子を作っており、随時更新していると。花本は、自身の体のことや介助方法を自分自身で発信している石田さんに当時感動して、以降、いろんなしょうがい当事者に方に、石田さんの冊子の話をしています。

 その後、石田さんが製作している、「しょうがい者」をテーマにした映画の話に。自分のしょうがいを伝えようとしている人を表現者ととらえ、その方にカメラを向ける、一緒に何かを共にすることで、その先に何が見えるかを感じ、考えていきたいと話していました。

 石田さんは、まとめで「しょうがい」は不便さはあるが、不幸なことではない。「しょうがい」のある体だからこそ、出来ること、気づけることもあると話していました。また、石田さんは、介助にとって大切なのは、「コミュニケーション」だと。お互いにやり取りしながら、お互いを理解し、辛いものにならないようにしていきましょうと話していました。

 石田さんの言葉は説得力を持ち、介助する側の私たちにしっかり響きました。石田さんの卒業制作、是非見せていただきたいものです。

 

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