介護事業所の責務②(ハラスメント防止・BCP策定)
寒暖差が激しい2月。2月とは思えないような暖かい日があると思えば、北風が冷たい日も。体調崩しやすい気候ですね。花本も珍しくお腹を壊して、1週間くらい摂生していました。皆様お変わりないでしょうか。
2月の研修は、先月のパート2で、「介護事業所の責務②(ハラスメント防止・BCP策定)」について、またまた出たがりの内田と花本でお話ししました。
ハラスメント防止は、先日東京都で全国初の条例が作られるとのニュースが出た「カスタマーハラスメント」について主に話しました。カスタマーハラスメントは、お客さんという立場の利用者さんやその家族から、私達介護職員が、身体的暴力、精神的暴力、セクハラなどを受けるという内容。事業所の「ハラスメントを許さない」という姿勢や、相談窓口の設置、実際に受けた時の対応などが重要であることを勉強。グループでのディスカッションでは、皆様色々現場でいやがらせを受けた経験もお持ちで、共感の声も上がっていました。また、認知症の方などのBPSD(行動・心理症状)に関しては、安易にハラスメントととらえず、その方の症状を理解し、コミュニケーション方法を試行錯誤し、様々な角度から支援を工夫する必要があることも再確認。もちろん、安全を確保することは最優先ですが。
もう一つのBCPとは、Business Continuity Plan(業務継続計画)の略。私達の仕事は生活に欠かせないものですので、コロナウィルスが蔓延したり、大地震等の自然災害があった時でも、業務を中断させない、中断しても可能な限り短い時間で再開出来る、よう体制、手順を計画しておくというもので、令和6年4月1日から全介護サービス事業所で必須になります。
今回の研修では、能登半島地震を振り返り、災害リスクや事前に準備しておくこと、災害が起きた時の行動などを再確認。いつでどこで自然災害に見舞われるか分かりませんので、とにかく自身の身の安全を確保することを、繰り返し話しました。
能登半島地震の被災者の皆様に、心よりお見舞い申し上げ、一日も早い復旧を願っています。