毎日寒いですね。東京は雪が降らないのが救い。東北や日本海側は今月2回も大寒波が襲来して、信じられないくらい降雪している。毎日毎日終わりの見えない雪かけ。脱帽です。
この寒さで2月前半花本が謎の腹痛に。食べすぎか。そんな2月も研修開催。今回のテーマは「アンガーマネジメント」。講師は、小林さおり、松下奈緒美の両ベテランケアマネと、岩村成智サービス提供責任者のトリオです。
意外と「アンガーマネジメント」という言葉を知らない方が多くて、まだまだ定着していないだなと感じました。「アンガーマネジメント」とは、怒り(anger)の感情と上手に付き合うための技術、心理トレーニング。怒りとは何かを知り、対処できるようになるための方法のことを言います。
ここで大切なのでは、怒りは自分の身を守る防衛のための感情であるため、怒りを持つこと自体が悪いことではないということ。自分の価値観と違った行動を相手がした時に、ストレスや怒りに繋がることがあるため、極論で言ったら、相手に共感する、相手を理解しようとする気持ちが怒りの気持ちを回避出来る可能性がありますが、なかなか難しいですよね。怒りがこみ上げた時。その怒りにまかせて反射的に行動しない(6秒間やり過ごす)、対象者から離れるなどしましょう。
人間、訓練しても完全に怒らないことは難しい。アンガーマネジメントを通じて、自身の価値観で凝り固まらず、他人の考え方や価値観を認める許容量を持ちましょう。怒っても、すぐに行動に移さず、怒ることと怒らないことを選択できるようになれば、もっと楽な気持ちで生きていけるかも。
研修では、仕事の現場において、「どういう時に腹が立つか」「その怒りをどうやって解消するか」などをグループで話し合い。怒りのタイプチェックなども行いました。怒りという感情を自分自身でコントロールできるようになると、介護現場での虐待や、世の中のイジメの問題なども改善していくんでしょうね。